2023年1月22日日曜日高志の国文学館での「朗読と音楽の集い2022」無事終了しました。
詳しくはこの1つ前の記事の川端康成「みずうみ」についてもご覧ください。
当日演奏したプログラムは
ドボルザーク(1841~1904)作曲 我が母の教え給いし歌
武井守成(1890~1949)作曲 落ち葉の精
バリオス(1885~1944)作曲 マベリータ
タレガ(1852~1909)作曲 エチュード ホ短調
プジョール(1886~1980)作曲 熊蜂
バリオス(1885~1944)作曲 最後のトレモロ
ノイマン(1918~1994)作曲 愛のワルツ
佐藤弘和(1966~2016)作曲 遠き日々ーElegyー
でした。この企画は毎回朗読される文学作品も音楽を奏でる楽器編成も様々ですが、音量は小さくとも音色が豊かなクラシックギターとは相性が良かったのではないでしょうか。朗読してくださった深津アナの落ち着いた語り口と表現力も相まって一つの世界ができていたと思います。小説を読みながらここの場面にははどんな曲がいいかなどを考えるのは楽しい作業でしたね。プログラムのほとんどがロマン派~近代以降の作品ですが、最初小説を読んだときに主要3和音や副3和音を中心に作曲されるような古典派以前の音楽よりもディミニッシュ(減7)や非和声音が効果的に使われたり和声的に色彩豊かな曲がいいのではないかと思ったので、メルツ作曲「吟遊詩人の詩」から何かいい曲はないかと探したりタレガの「マリエータ」やバリオスの他の作品なども候補に入っていました。同じ小説を読んでいても逆に和声や骨格がはっきりした古典派の音楽が相応しいと解釈される方もいるでしょうし、「選曲がよかった」と言ってくださったのはほとんど身内みたいな方だけだったのが多少気がかりではありますが。朗読される作品が変われば当然プログラムも一変するのですが、準備期間やアイデアがあれば演奏プログラムを全て自分で作曲してみたいなと思いました。
共演していただいた深津アナ、高志の国文学館の谷口様、福澤様、また今回の企画に推薦してくださった小澤先生にこの場を借りて感謝します。
来年度の朗読作品や出演者はまだ告知されていませんが、是非今度は聴衆になって鑑賞したいですね。
終演後朗読の深津アナと
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